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『みるみるナーシング』シリーズ
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みるみるフィジカルアセスメント

状況設定問題を解く上で役立つアセスメントする力がアップする一冊! 呼吸器から救急まで幅広い科目をカバー

みるみるフィジカルアセスメント

販売中
   紙書籍 
テコム編集委員会 編
森田孝子(横浜創英大学看護学部教授)編
執筆者一覧
A5判,320頁,2色刷
2012/09/27発行
¥2,090(本体¥1,900+税¥190)
ISBN 978-4-86399-161-3
みるみるシリーズに新登場のフィジカルアセスメントの国試対策本!
状況設定問題対策に最適!症状・病態から,全身のみかたと疑われる疾患について丁寧に解説!
呼吸器から救急まで国試に必要な疾患をカバー。
イラストと図解がいっぱいでわかりやすい!
国試既出問題は最新の第101回までを収載!

序 文
 観察に始まり観察に終わるのが看護だと思います。つまり,みて・ふれて・きいて・といかけて集めたデータを情報に変え,アセスメントして,対象である人にどうかかわるかを考えることです。フィジカルアセスメントのためには必要な観察が適正にできて必要な情報が収集されていることが重要になります。つまり,フィジカルアセスメントの成果がどのような看護計画を立てるかの判断を導くことになり,適切なフィジカルアセスメントが看護の土台となるのです。
 私たちは以前に『系統別フィジカルアセスメント:看護ケアの質の向上をめざして』を上梓いたしました。これは基礎編・実践編・まとめで構成しました。基礎編でフィジカルアセスメントの視点を示し,実践編では代表的な疾患を看護過程,回復過程を想定して,入院から退院までのプロセスの主要ポイントで,具体的な事例展開と反復自己学習ができる形式としました。臨床現場に近い実際的な実践力の自己啓発に役立つ内容とすることを目指したのです。
 本書は,前書を国家試験対策「みるみる」シリーズのフィジカルアセスメント編として,焦点を絞ってまとめたものです。国試の状況設定問題を解くときに有用な,患者の状態や症状をみて,そこからまず何をすべきか,どこに注目すべきかというアセスメントに必要な理解力が身につく内容となっています。内容の大きな流れとしては,症状・病態から疑われる疾患を述べ,次に問診で確認する内容を明示し,最後に全体のフィジカルアセスメントのポイントをおさえられるようにしています。
 著者の方々には,看護を学ぶ皆さんが,フィジカルアセスメントの基礎と疾患別の特徴的な観察とアセスメントの重要な点を習得できるように記述していただきました。
 国家試験を目の前にした方,看護を学んでおられる方にとって必携の書として使っていただきたいと願っています。

平成24年9月  
森田 孝子  

目次
総論 フィジカルアセスメントとは
 1 看護におけるフィジカルアセスメントの意義
 2 看護実践に活かすフィジカルアセスメント
 3 フィジカルアセスメントにおける医療面接(問診)
 4 バイタルサインの測定
 5 視診のテクニック
 6 触診のテクニック
 7 打診のテクニック
 8 聴診のテクニック

第1章 呼吸機能障害のアセスメント
 1 主な症状・病態と疑われる疾患
 2 問診によるアセスメント
 3 視診によるアセスメント
 4 触診によるアセスメント
 5 打診によるアセスメント
 6 聴診によるアセスメント

第2章 循環機能障害のアセスメント
 1 主な症状・病態と疑われる疾患
 2 問診によるアセスメント
 3 末梢循環系のアセスメント
 4 頸部,腹部の循環のアセスメント
 5 心臓のアセスメント

第3章 消化機能障害のアセスメント
 1 主な症状・病態と疑われる疾患
 2 問診によるアセスメント
 3 口腔,頸部のアセスメント
 4 腹部のアセスメント
 5 主要症状別フィジカルアセスメントの視点

第4章 血液・造血器障害のアセスメント
 1 主な症状・病態と疑われる疾患
 2 問診によるアセスメント
 3 視診によるアセスメント
 4 触診によるアセスメント

第5章 脳・神経機能障害のアセスメント
 1 主な症状・病態と疑われる疾患
 2 問診によるアセスメント
 3 フィジカルアセスメントの視点

第6章 代謝・内分泌機能障害のアセスメント
 1 主な症状・病態と疑われる疾患
 2 問診によるアセスメント
 3 ホルモン・内分泌系のアセスメント
 4 糖尿病のアセスメント

第7章 アレルギー・膠原病のアセスメント
 1 主な症状・病態と疑われる疾患
 2 問診によるアセスメント
 3 フィジカルアセスメントの視点

第8章 腎・泌尿器障害のアセスメント
 1 主な症状・病態と疑われる疾患
 2 問診によるアセスメント
 3 フィジカルアセスメントの視点

第9章 感染症のアセスメント
 1 主な症状・病態と疑われる疾患
 2 問診およびフィジカルアセスメントの視点
 3 小児の発疹性疾患のアセスメント

第10章 感覚機能障害のアセスメント
 1 白内障のアセスメント
 2 緑内障のアセスメント
 3 網膜剥離のアセスメント
 4 加齢黄斑変性症のアセスメント
 5 難聴のアセスメント
 6 難聴の検査
 7 めまい,平衡機能障害のアセスメント
 8 皮膚疾患のアセスメント

第11章 骨・運動機能障害のアセスメント
 1 疼痛と疑われる疾患・要因
 2 腫脹,変形,神経症状と疑われる疾患
 3 問診・検査によるアセスメント
 4 フィジカルアセスメントの視点

第12章 婦人科疾患のアセスメント
 1 不正性器出血と疑われる疾患
 2 帯下と疑われる疾患
 3 月経の異常と疑われる疾患
 4 腹痛・急性腹症と疑われる疾患
 5 排尿障害と疑われる疾患
 6 問診によるアセスメント

第13章 救急時のアセスメント
 1 救急処置時のアセスメントと対応
 2 ショック時のアセスメントと対応
 3 熱中症のアセスメントと対応
 4 熱傷のアセスメントと対応
 5 挫滅症候群のアセスメントと対応
 6 急性中毒のアセスメントと対応

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