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歯科医師国家試験問題解説書
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第105回歯科医師国家試験問題解説書

【正答率つき!!】第105回歯科医師国試の全問題を詳細に分析し丁寧に解説する国試受験者必携の書!

第105回歯科医師国家試験問題解説書

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DES歯学教育スクール 編
B5判,706頁,2色刷(一部4色刷)
2012/06/25発行
¥5,500(本体¥5,000+税¥500)
ISBN 978-4-86399-153-8
第105回歯科医師国家試験全問題収載。
全問題の「正答率」を表示。
別冊写真集・別冊問題集付きでバーチャル国試体験。
見やすい2色刷り&シート使用で難易度調整可能。
厚生労働省模範解答に完全対応。

序 文
 第105回歯科医師国家試験は合格基準変更3年目になり,ABC各領域別基準点及び,必修,禁忌肢の『5重の足切り』方式は,すっかり定着してしまった。しかも各領域の基準点付近に得点のボリュームが集中しており,わずか1〜2点で不合格となった受験生がほとんどでは?と推定される結果であった。この合格基準下では,総得点が高いものが一問の不足で落とされ,総得点の低いものが合格するという,総合的学力と逆の結果が生じているとも聞く。
 昨年と同じ試験時間(総計530分),各科がランダムに並ぶという昨年同様の形式であり,午前に一般,午後に臨床問題が配分され,直前に相当範囲を暗記する対策ができないのは同様であった。
 今年の国試で目立った変化は,何といっても問題難易度の低下である。DES採点サービスの統計によれば,A領域の平均得点は104回の70.7%に対して105回は76.1%の5.4%アップ,B領域は72.7%に対し82.5%と9.8%のアップ,C領域に至っては65.5%が77.6%になり12.1%の上昇:易化を示している。
 これは,そのまま合格基準にも現れており,A領域の合格基準は領域問題の66.1%(82/124),B領域では73.9%(130/176),C領域では64.0%(128/200)以上正答すればよいことになり,前年度のそれぞれ8.4%,13.1%,12.2%のアップとなった。
 我々の推計によれば,A領域の正答率ボーダー(このレベル以下の全問を正答すればパスする)は77.6%(104回:71.5%),B領域で76.3%(同:68.8%),C領域で73.1%(同:64.9%)となった。これは各領域の基準の平準化を図った結果と考えられ,特に104回で意図的?にハードルを上げたC領域に含まれる口腔外科,補綴,麻酔分野のボーダーを他の領域並みにして分野別の不公平感を払拭したといえるだろう。
 ならば,今年は合格者が増えたのでは?と考えてしまうが,全受験者の合格率は前回とほとんど同じ71.1%(前回より0.1%アップ)で,現役組が81.4%で0.4%の下落,浪人組が47.5%で1.3%のアップとほぼ変わらない合格率となっている。
 この結果をどう考えて106回に臨むかで,次回で笑う人泣く人が分かれてくる。
 問題が易しくシフトしたことが,今の実力をもう少し伸ばせば解けそうな問題が増えたと感じて,心に隙,油断が生じることが最大のリスクである。正答率ボーダーが上昇したのに合格率に変化がないのは,このボーダー問以上の難易度の問題数が少なくなっていて,その中から正答を得て行くのが難しいからである。正答率ボーダーの問題以下(易問)をすべて正答して,それ以上をすべて誤答する人は皆無である。合格するにはそれ以上の難問も正答して行かなければならないのだが,その残された数が少ないことに気付かなければならない。今の国試が,厳しい卒業判定をかいくぐって来たものに対して,7割しか通さないと言う相対評価選抜試験であるということを決して忘れてはならない。
 DES採点サービスにおけるA,B領域別難問上位と採点除外問題は完全に一致しており,前年同様に,厚労省国試データベースとDESデータの傾向一致と信頼性が読み取れる結果となった。今年度も引き続きこのDES採点サービスでの正答率をAnswerシリーズの各問題に併記する形式としたので,学習進度を計る指標として役立てて頂きたい。
 問題内容では,104回でみられた,上級医でも悩ましいケースや学会発表相当に近いような臨床的事項を問題とする出題は減ったが,細かな臨床的事項や,第一線の歯科臨床を題材にしたものが難問として存在し,これをいくつ解けるかが合格の鍵になっている。また,例年同様に解説を書くのが難しい,書けない問題だが,採点除外になっていないものがあり,実質的に解答対象になる問題数は365問ない! ことにも注意が必要である。
 見学のみで臨床の実体験を経ない教育をされて,肝心の国試には臨床の現場での考え方や感覚,高度な治療オプションの基礎知識が試されるという,受験者には酷な状況は前回同様と言える。
 前年度よりAnswerシリーズはその編纂を大きく変え,XXタイプ問題にブラッシュアップを進めるとともに,前述のように正答率を記載して勉強進度把握に有利なように整理を行った。
 歯学生の皆さんは,大学での講義と実習を核として,本書と併せて出版されているKEY WORDSシリーズを基に歯科医学の総まとめを行い,特にTaxonomyⅢ型の概念である問題解釈・解決型のトレーニングを積んで,臨床的難問を突破し見事,国試に合格し歯科医師としてのスタートを切っていただきたい。
 第106回国試受験生に役立つよう,ガイドラインに準拠し,可能な限り短期間で編集を行った。
 本書を利用された皆さんのご叱正をいただきながら逐次改訂を加えていきたい。
 この本が十二分に活用され,皆さんの合格に少しでも貢献できることを願ってやまない。

2012年6月 著者代表  

目次
第105回歯科医師国家試験問題

A問題(必修の基本的事項・一般問題)
 A-1.必修の基本的事項(A-1〜35)
 A-2.一般問題(A-36〜130)

B問題(臨床実地問題)
 B-1.臨床実地問題(B-1〜53)

C問題(必修の基本的事項・一般問題)
 C-1.必修の基本的事項(C-1〜35)
 C-2.一般問題(C-36〜130)

D問題(臨床実地問題)
 D-1.臨床実地問題(D-1〜52)

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