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歯科医師国家試験問題解説書
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第107回歯科医師国家試験問題解説書

【正答率つき!!】第107回歯科医師国試の全問題を識別指数,各選択肢の解答率等から詳細に分析し,丁寧に解説!

第107回歯科医師国家試験問題解説書

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DES歯学教育スクール 編
B5判,730頁,2色刷(一部4色刷)
2014/06/27発行
¥5,500(本体¥5,000+税¥500)
ISBN 978-4-86399-256-6
第107回歯科医師国家試験全問題収載。
全問題の「正答率」を表示。
別冊写真集・別冊問題集付きでバーチャル国試体験。
見やすい2色刷り&シート使用で難易度調整可能。
厚生労働省模範解答に完全対応。
    [正誤情報]

序  文
 昔から「孫子の兵法」に「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉がある。
 孫子の成立以前は戦争の勝敗は天運に左右されるという考え方が強かったようである。
 孫子の兵法を構成するのが,「孫子十三篇」で,そこに記載されているのが「孫子語録」である。
 その第三篇の謀攻篇に,「彼を知り,己を知れば百戦して殆うからず」,即ち「戦争をするにはまず敵の実情をさぐり,自分の力を知って行えば必ず勝てる」ということだろう。
 「彼を知らずして,己を知れば一勝一負す,彼を知らず,己を知らざれば戦う毎に必ず敗る」即ち「敵の実情を知らなければ,自分自身を知っても勝ったり,負けたりの戦いにしかならない。敵情を知らないどころか,自分自身をもわきまえなければ戦うたびに必ず敗れる」が続いている。
 これを歯科医師国家試験にあてはめれば,諸君が戦う相手は歯科医師国家試験であり,自分自身の力を高めて己を知ることである。
 まさに,Answerが扱う過去の国家試験問題集こそ,敵の実情であり,勉強した成果を模疑試験で知ることが,己を知ることになるのではないだろうか。
 従って,国家試験に合格するためにはAnswerを使って過去の問題をよく検討し,己の実力を試す必要がある。
 厚生労働省によれば,国家試験の出題基準は4年毎に改定されている。今年度の107回から出題範囲の大幅な見直しが計られた。
 改定の基本的考え方は次のようである。
Ⅰ ブループリント(歯科医師国家試験設計表)の出題総数,必修問題数は現行通りとする。
(出題総数は365題,必修問題数は70題)
Ⅱ 臨床実習での学習成果を中心とした,卒後臨床研修開始前の到達度を確認することに主眼を置き,歯学教育モデルコアカリキュラムで明示されている到達目標との整合性を図る。
Ⅲ 国民のニーズに対応できる歯科医師を確保できるよう,以下に示す通り,最近社会的な要請が強まっている事項に重点を置く。
 1) 次の5項目についての出題を更に充実したものとする。
 (1) 歯科医師として必要な高齢者や全身疾患を持つ者等への対応に関する出題
    (全身疾患,検査及び多職種連携等に関する出題)
 (2) 「歯科口腔保健の推進に関する法律」の制定等を考慮した歯科疾患の予防管理に関する出題
 (3) 医療保険,介護保険等を含む現行の社会保障制度に関する出題
 (4) 口腔と全身疾患の関係に関する出題
    (禁煙指導と支援,食育と食の支援等)
 (5) 救急災害時の歯科保健医療対策,歯科法医学に関する出題
 2) 次の4項目についての出題を引き続き行う。
 (1) 児童の虐待への対応
 (2) 医療安全,感染対策,薬害等
 (3) 放射線の人体に対する影響
 (4) 診療に必要な英語
Ⅳ 歯科医師国家試験委員にとって使いやすい歯科医師国家試験基準とする観点から,構成等を改善し,歯科医師国家試験委員会の判断で頻度や緊急性の高い疾患を優先的に出題できるよう,可能な限り,包括化,簡素化に努める。
 さらに今年度は必要最低点の設定が行われている。合格者の中でも学力格差が広がりつつあるという指摘や,バランスのとれた知識,技能を持った歯科医師が求められていること等から歯科医師国家試験の領域を構成するグループ別に,必ず得点しなければならない最低点を設定すべきであるという提言がなされており,今年度の合格基準は次のように設定された。
 (1) 領域A 総論 67点以上/106点
 (2) 領域B 各論Ⅰ〜Ⅲ 125点以上/185点
     各論Ⅰ 歯科疾患の予防・管理
     各論Ⅱ 成長発育に関連した疾患,病態
     各論Ⅲ 歯,歯髄歯周組織の疾患
 (3) 領域C・各論Ⅳ〜Ⅵ 125点以上/205点
     各論Ⅳ 顎,口腔領域の疾患
     各論Ⅴ 歯質,歯,顎顔面欠損による障害と,その他の口腔顎顔面の機能障害
     各論Ⅵ 高齢者の歯科診療
 (4) 必修問題 55点以上/68点
 (5) 必要最低点 0グループ以下
 (6) 禁忌肢問題選択数 2問以下
 以上の合格基準で今年度第107回国家試験の結果は
  全体 3,200人中2,025人合格 63.3%
  新卒者 2,241人中1,642人合格 73.3%であった。
 決して良い成績ではないが,現在の歯科医師過剰の現実から考えて,まだまだ国家試験の難化が続くことは否めない。
 そこで,第108回歯科医師国家試験はどのような傾向にあるのかが問題となる。
 第103回まで全体の合格率が70%を下回っていたが,第104回では71%と4年ぶりに70%台となった。第105回から現在の五肢択一式,X2形式,XX形式に加えて計算問題と多選択形式という新たな出題形式が導入された。第107回から新しいガイドラインにより出題は多岐にわたり国家試験では今後も,より確実な理解を求められると思われる。
 見学のみで臨床の実体験をもたない教育をされて,肝心の国試では臨床の現場での考え方や感覚,高度な治療オプションの基礎的知識を試されるという受験者には酷な状況であることは毎回いえることである。
 大学での講義と実習を核として,Key Wordsシリーズを基に歯科医学の総まとめを行い,己の実力を高め,Answerで敵の実情を知り,国家試験に合格し,歯科医師としてのスタートを切って頂きたいと思う。
 昨年度よりAnswerシリーズはその編纂を大きく変え,XXタイプ問題にブラッシュアップを進めるとともに正答率を記載して勉強進度把握に有利なように整理を行っている。さらに識別指数が高い重要問題については,「合格チケット」項目を設けて強調し,なぜ間違えたのかを検証してあるので,学習の一助になれば幸いである。
 この本が十分に活用され,皆さんの合格に少しでも貢献できることを願ってやまない。

 2014年4月

東京医科歯科大学 名誉教授  
DES歯学教育スクール 理事長  
榎本 昭二  

目次
第107回歯科医師国家試験問題

A問題(必修の基本的事項・一般問題)
 A-1.必修の基本的事項(A-1〜35)
 A-2.一般問題(A-36〜130)

B問題(臨床実地問題)
 B-1.臨床実地問題(B-1〜52)

C問題(必修の基本的事項・一般問題)
 C-1.必修の基本的事項(C-1〜35)
 C-2.一般問題(C-36〜130)

D問題(臨床実地問題)
 D-1.臨床実地問題(D-1〜53)

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