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『歯科国試KEY WORDS』シリーズ
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歯科国試KEY WORDS TOPICS 2019 公衆衛生,社会歯科

平成30年版歯科国試ガイドライン対応。各種法規改正,トピック等も完全網羅!

歯科国試KEY WORDS TOPICS 2019 公衆衛生,社会歯科

販売中
   紙書籍 
DES歯学教育スクール 編
B5判,288頁,2色刷
2018/10/23発行
¥4,620(本体¥4,200+税¥420)
ISBN 978-4-86399-436-2
平成30年版歯科国試ガイドラインに準拠した内容構成。
介護保険法の改正等,最新トピックスを完全網羅。
厚労省や総務省発表の最新数値を掲載。
重要項目は「KEY WORD」として明示。
見やすい2色刷り。

2019年版の序
 超高齢社会において歯科医師に求められるものは,従来のような歯科診療所に通院できる健全な者の口腔内の問題を解決する歯科医療ではなく,口腔機能の維持向上によって,全身の状態や生活機能を改善しQOLの向上につなげる歯科医療である。地域包括ケアシステムという地域システムの中で協働して機能するためには訪問歯科診療を行うことも求められるだろうし,その際には全身のリスク管理能力も必要となる。
 歯科医師国家試験の出題基準が改定され,平成30年の第111回歯科医師国家試験からは新基準で出題された。新基準では次の項目の充実が図られている。
・高齢化等による疾病構造の変化に伴う歯科診療の変化に関する内容
・地域包括ケアシステムの推進や多職種連携等に関する内容
・口腔機能の維持向上や摂食機能障害への歯科診療に関する内容
・医療安全やショック時の対応,職業倫理等に関する内容
 これらは社会情勢の変化に対応するために,これからの歯科医師に求められるものである。
 実際に「地域包括ケアシステム」は必修の基本事項にも総論にも明記された。さらに本年度から介護保険法が地域包括ケアシステムを強化するために他の関係法規とともに改正された。
 本書では,最新のデータ更新とともにそのような新しい制度変更に対しても可能な限り対応し,受験生諸君が国家試験の変化にとまどうことのないよう努めた。
 公衆衛生学や社会歯科学はこれからの歯科医師にとって必要な社会科である。歯科医学という理科を主に学んできた諸君にとって,それらを学ぶことには違和感があって当然である。しかし,歯科医療は理科のみでは成立しない。社会の中で役立ってこその歯科医療であり,社会科で今という時代を知ることによって,これまで学んできた理科的知識が有効に活用されるのである。
 本書が,国家試験合格のために,そして良き歯科医師になるために,読者諸君の役に立てば幸いである。

 2018年10月

著 者  

目次

必修の基本的事項

1 医の倫理と歯科医師のプロフェッショナリズム
 ア 医の倫理,生命倫理
 イ 歯科医師と患者・家族との関係

2 社会と歯科医療
 ア 患者・障害者のもつ心理社会的問題と背景
 イ 保健・医療・福祉・介護の制度と医療経済
 ウ 臨床試験・治験と倫理
 エ 医療の質の確保
 オ 医療事故の防止
 カ 院内感染対策
 キ 医療裁判
 ク 医薬品医療機器による健康被害
 ケ 血液・血液製剤の安全性
 コ 診療録,診療情報の記録と管理

3 チーム医療
 ア チーム医療の意義
 イ チーム医療における歯科の役割

4 検査・臨床判断の基本
 ア 基準値と結果の解釈
 イ 根拠に基づいた医療

保健・医療と健康増進

1 健康の保持・増進と社会保障の仕組み
 ア 健康・疾病・障害の概念
 イ 口腔と全身の健康増進
 ウ 保健・医療・福祉・介護の法規と制度
 エ 地域保健,地域医療
 オ 地域包括ケアシステム

2 ライフステージ別にみた保健・福祉の制度
 ア 母子保健,母子歯科保健と児童福祉
 イ 学校保健,学校安全,学校歯科保健
 ウ 産業保健,産業歯科保健
 エ 成人保健,成人歯科保健
 オ 高齢者保健,高齢者歯科保健
 カ 障害児・障害者の保健・福祉

3 歯科法医学
 ア 死因の究明

4 社会保障と医療経済
 ア 社会保障と医療経済

5 国際保健
 ア 国際保健

6 疫学と調査
 ア 指標と調査

7 感染症対策
 ア 感染症対策と疫学

8 国民栄養と食生活・食育指導
 ア 国民栄養と食品保健
 イ 食育と口腔保健

9 環境保健
 ア 環境保健対策

巻末資料

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