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『CBTこあかり』シリーズ
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シリーズ こあかり Plus 主要症候・医療面接がわかる

CBT連問対策の鑑別診断のテクニックを専門医が伝授! フローチャートで一目瞭然! 臨床実習・国試対策にも活用できる一冊!

シリーズ こあかり Plus 主要症候・医療面接がわかる

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安田幸雄(金沢医科大学医学教育学教授)編
B5判,334頁,2色刷(一部4色刷)
2010/08/30発行
¥4,620(本体¥4,200+税¥420)
ISBN 978-4-86399-040-1
CBT連問はこれで完璧! 36主要症候を完全分析!
国試で使える診断学のテクを専門医が丁寧に解説!
診察→診断のプロセスが見えるフローチャートを多数掲載!
CBT連問対策オリジナル問題「Case Study」全198問収録!
本書掲載問題をパソコンの画面上(CBT形式)で受験できる「WEB TEST PLUS
    [正誤情報]

序 文
 医学生が臨床能力を習得する最も効果的な方法は,医療チームの一員として実際の医療に参加し,医療を実践するのに必要であるが今の自身には欠けているものを発見し,それを身につけていくこと,すなわち診療参加型臨床実習である。共用試験(CBT)はその実習を開始するにあたって必要な知識,技能,態度を担保するために実施されている。
 医学知識の領域で特に重要視されるのは臨床推論能力と臨床決断能力で,これは言いかえると診断能力と治療法の選択能力のことである。
 科学的医学は診断のためのツールを持っている。病態生理学的推論と臨床疫学である。病態生理学的推論によって症候から可能性ある診断を網羅的に列挙する。他の症候や重要な検査データからそれらの多くを除外したり,臨床疫学のデータを使って優先順位をつけたりすることで,臨床の場では通常 1 つまたはせいぜい数個の鑑別診断にまで絞り込むことができる。
 これらの思考過程は,経験豊富な医師の専門分野では無意識的,直観的に進められるが,初学者,経験の浅い医師,非専門分野では一人ひとりの患者について,医療面接と身体診察から得られた症候について,病態生理によって根拠づけられたフローチャートなどを用いて除外診断を繰り返し,診断を絞り込んでいく「多分岐法」をとるのが確実で,見逃しがない。
 本書は医学教育モデル・コア・カリキュラムに記された 36 の症候・病態について,症候の認知から初期治療にいたるまでの推論・決断過程を,1.症候の定義,2.症候の病態生理,3.症候の見方・考え方,4.確定診断までのプロセス,5.医療面接のポイント,6.身体診察のポイント,7.検査のポイント,8.初期対応のポイント,の共通の項立てで解説し,それに続いてその知識を応用できるようになるための練習問題とその解説を加えたものである。4.で図示されている確定診断までのフローチャートは,臨床医が臨床の場で利用している多分岐型思考手順を再現して作成されたものである。
 本書が臨床実習前の医学生の診断・初期治療能力習得のための強力な理論的支柱となるだけでなく,臨床実習の場で臨床能力を高め,国試問題を臨床の文脈で合理的に解答するために役立つことを確信している。


平成 22 年 7 月

著者を代表して
安田幸雄


本書の構成
◎CBT 連問対策から国試へ─鑑別診断のテクニック
 本書はシリーズ『こあかり Plus』の 1 巻として,「医学教育モデル・コア・カリキュラム」の「主要症候」の内容を丁寧に解説し,具体的な例題を多数収載した。
 CBT(共用試験)の連問形式の問題は「コア・カリキュラム」の「E−1 症候・病態からのアプローチ」に沿って出題されている。本書の構成もこれに沿って組み立てられているが,その内容が医師国家試験へ,さらに実際の臨床の現場へとつながっていることはいうまでもない。
 本書は CBT 連問対策の決定版であるとともに,国試に向けて,主要症候・医療面接の「学習のポイント」をプライマリケアの視点から理解し,「症候から鑑別診断へ」プロセスを進めることを目指して編集されている。
 臨床医学の最前線を担う執筆陣による詳細な診断学講義は,臨床実習,そして近年とみに「臨床的アプローチ」の視点が重要視される国試の対策にも欠かせない「生きた学問」であるといえよう。
 以下に本書の具体的な構成を示す。

■解説編
1.定義(○○とは)
 各症候の輪郭を示すべく,シンプルな定義づけを行った。
2.病態生理
 各症候が発生するメカニズムを具体的に分かりやすく解説した(CBT 順次解答 4 連問の第 4 設問に対応)。
3.症候の見方,考え方
 各症候の意味するところ,およぼす影響,分類方法などについてまとめた。
4.確定診断までのプロセス
 医療面接・身体診察・検査によって診断が確定するまでの流れを,順を追って示した。また,「鑑別診断の対象疾患」,「確定診断までのフローチャート」を示す図表を適宜掲載した。
5.医療面接のポイント
6.身体診察のポイント 
7.検査のポイント
8.初期対応のポイント
 医療面接/身体診察/検査/初期対応のキーポイントをそれぞれ,原則として箇条書きでまとめた(CBT順次解答 4 連問の第 1〜3 設問に対応)。

■演習編(Case Study)
 各章末尾に,順次解答 4 連問形式あるいは単純 5 肢択一形式のオリジナル問題を掲載し,それぞれに詳細な解説を付した。問題を解く過程を通して,解説編で学んだ知識の再確認や,実戦での対応力を養う構成とした。

■ WEB TEST PLUS
 本書綴込みの読者アクセスナンバーで登録すると,本書掲載問題をパソコン画面上(CBT 形式)で受験できる。

目次

CHAPTER 1 ショック
CHAPTER 2 発 熱
CHAPTER 3 けいれん
CHAPTER 4 意識障害・失神
CHAPTER 5 チアノーゼ
CHAPTER 6 脱 水
CHAPTER 7 全身倦怠感
CHAPTER 8 肥満・やせ
CHAPTER 9 黄 疸
CHAPTER 10 発 疹
CHAPTER 11 貧 血
CHAPTER 12 出血傾向
CHAPTER 13 リンパ節腫脹
CHAPTER 14 浮 腫
CHAPTER 15 動 悸
CHAPTER 16 胸 水
CHAPTER 17 胸 痛
CHAPTER 18 呼吸困難
CHAPTER 19 咳・痰
CHAPTER 20 血痰・喀血
CHAPTER 21 めまい
CHAPTER 22 頭 痛
CHAPTER 23 運動麻痺・筋力低下
CHAPTER 24 腹 痛
CHAPTER 25 悪心・嘔吐
CHAPTER 26 嚥下困難・障害
CHAPTER 27 食思(欲)不振
CHAPTER 28 便秘・下痢
CHAPTER 29 吐血・下血
CHAPTER 30 腹部膨隆(腹水を含む)・腫瘤
CHAPTER 31 タンパク尿
CHAPTER 32 血 尿
CHAPTER 33 尿量・排尿の異常
CHAPTER 34 月経異常
CHAPTER 35 関節痛・関節腫脹
CHAPTER 36 腰背部痛

■「医学教育モデル・コア・カリキュラム」E−1 項目一覧
■索 引

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