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国試 臨床推論がわかる

次に行うべきことは何か―。 ”診断のフローチャート”で考える!

国試 臨床推論がわかる

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安田幸雄(金沢医科大学名誉教授)編
執筆者
B5判,512頁,2色刷(一部4色刷)
2014/08/28発行
¥5,060(本体¥4,600+税¥460)
ISBN 978-4-86399-262-7
国試出題基準「必修の基本的事項」のなかの「主要症候」70項目を鋭く解説。
全ての症候に”鑑別診断の対象疾患”を掲載することで,各症候の広さがみえてくる。
症例問題の解説と”診断のフローチャート”をリンクさせることで,理解が深まるように編集。
症例問題の解説に,”画像診断”も収載することで,視覚的理解も促進。
各症候の深さと広さを体感し,臨床実習の予習・復習にも役立つ!

 第106回医師国家試験で,臨床問題・長文問題の主文に「まず行うべきなのは,現時点で実施すべきなのは,次に行うのは,…どれか。」と記された問題が数多く出現しました。これらの設問は,医療面接−身体診察−検査−治療−評価−医療面接…と続く診療のスパイラルで連続するプロセスの一場面を切り取って提示し,その時点でこの患者さんに何が起こっているのか(臨床推論),そしてその推論に基づく問題解決のための優先すべき検査・処置・治療・説明は何か(臨床決断),を求めています。このような問題は第107回以降も引き続き多く出題されてきました。
 世界的な規模で持続している医学教育改革の流れの中で,医学部卒業時点での到達目標は,医学的知識から臨床能力に大きく変わってきました。初期臨床研修をスムーズに開始できるような,卒前卒後で連続性のある教育に向かっている,といえます。医学部卒業時までに習得した臨床能力を評価する際に,ペーパーテストで測定できるのは認知領域だけですので,医師国家試験においては,一般問題では医学の基本や疾患各論の知識を問う問題,そして臨床問題・長文問題ではそれらの知識を用いて患者さんの問題解決を行うための臨床推論,臨床決断の能力を測定する問題,が中心となっていくのは必然的であるといえます。
 本書の目的は,医学部卒業時までに到達することが求められるレベルの,臨床推論能力と臨床決断能力の習得の支援にあります。代表的な症候ごとに,エキスパートがキーワードなどを使って半ば無意識的に行う直感的な診断方法ではなく,医療の初心者が用心深く行う帰納法的な診断戦略を使って,診断仮説の形成,その仮説の検証,診断と治療の結合,の順で診断を確定していく,臨床推論過程の解説を目指しました。
 本書の構成は,章立ては医師国家試験出題基準にある「必修の基本的事項」の「主要症候」に準じ,各症候について,まず医療の初心者や非専門分野の医師がたどる推論方式の一つである診断のフローチャートを提示し,その解説と医学生が知っておくべき鑑別疾患の一覧を記し,さらに演習問題と診断のフローチャートを利用した解き方を加えて,臨床推論のプロセスが医学部中・高学年の学生に理解できるよう分かりやすく記載しました。
 本書が新しい医学教育の理念に沿った臨床医育成の一助になれば幸いです。

 2014年8月

金沢医科大学 名誉教授    
安田 幸雄    

目次
Chapter 1 全身症候
1 発 熱
2 全身倦怠感
3 食思〈欲〉不振
4 体重減少,体重増加
5 ショック
6 意識障害
7 けいれん
8 めまい
9 脱 水
10 浮 腫

Chapter 2 皮膚,粘膜
1 皮疹,粘膜疹
2 掻 痒

Chapter 3 頭頸部,感覚器
1 視力障害
2 視野異常
3 複 視
4 眼球運動障害
5 結膜の発赤(出血,充血)
6 聴力障害(難聴)
7 耳 鳴
8 鼻出血
9 咽頭痛
10 嗄 声

Chapter 4 呼吸器,心臓,血管
1 咳嗽,喀痰
2 血痰,喀血
3 喘 鳴
4 呼吸困難,息切れ
5 チアノーゼ
6 胸痛,胸部圧迫感
7 失 神
8 動 悸
9 頻脈,徐脈
10 不整脈
11 高血圧

Chapter 5 消化器
1 嚥下障害,誤嚥
2 腹 痛
3 胸焼け
4 悪心,嘔吐
5 吐血,下血
6 便 秘
7 下痢,(粘)血便
8 黄 疸
9 腹部膨隆・膨満

Chapter 6 血液,造血器,免疫
1 貧 血
2 リンパ節腫脹
3 出血傾向

Chapter 7 腎,泌尿器,生殖器
1 乏尿,無尿
2 多 尿
3 排尿障害
4 血 尿
5 蛋白尿
6 月経異常
7 不正性器出血

Chapter 8 心理,精神機能
1 記憶障害
2 幻覚,妄想
3 躁,抑うつ
4 不安,恐怖,強迫
5 睡眠障害

Chapter 9 神経,運動器
1 構音障害
2 頭 痛
3 運動麻痺,筋力低下
4 運動失調
5 不随意運動
6 歩行障害
7 感覚障害
8 腰背部痛
9 筋肉痛
10 関節痛,関節腫脹,関節変形

Chapter 10 内分泌,代謝,栄養,乳腺疾患
1 肥 満
2 や せ
3 乳房のしこり・左右差,皮膚の陥凹

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