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医師国家試験問題解説書
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国試112 ― 第112回医師国家試験問題解説書

信頼と実績の正答率・解答率をUP! 第112回全問題を丁寧に解説! 国試合格への「王道」がここにある!

国試112 ― 第112回医師国家試験問題解説書

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医師国家試験問題解説書編集委員会 編
執筆者一覧
B5判,920頁,2色刷(一部4色刷)
2018/04/19発行
¥6,480(本体¥6,000+税¥480)
ISBN 978-4-86399-415-7
臨床問題を丁寧に解析する「臨床eye」欄を新設。国試の新傾向に迫る。
すべての問題の正答率・選択肢別解答率を表示。
第112回国試を振り返っての傾向分析/対策指導を収載。
「受験者つぶやき」を多数収録。医学生の思考回路や学習テクニックを披露。
重要問題や割れ問を可視化し,国試攻略を意識した学習ができるように編集。
    [正誤情報]

はじめに
 私が国家試験を受けたのは今から四半世紀ほど前のことになる。その直後,学生代表としてある雑誌の対談に出たのだが,予備校の講師も交えた場での結論は,これからの国家試験はより臨床に即したものへとシフトしていき,長期的にはアメリカの国家試験を模したものとなるだろうというものだった。何度かの改革を経て,当時は考えもつかなかった手技問題が登場し,いや,それどころか,問題構成や時間割すら,がらりと変わり,長文問題や常識問題,多選択肢の導入など,今や隔世の感がある。
 しかし,医者の質ががらりと変わったかと言えば,断じて,そんなことはありえない。医学部に合格したうちの八割から九割が通る試験という事実は今も昔も何ら変わるところがないのだ。率からすれば,医師国家試験に通ることは,医学部に合格するよりもはるかに易しいと断言できる。確かに,医学の進歩によって問題自体難しくなっているが,それは単に時代性だけの問題で,基本的には資格を与えることを前提とした試験であると思って良い。年度による多少の変化を問題にするのはナンセンスである。
 落とす試験ではなく通す試験の中で重要なのは,過去の分析をしっかり行い,苦手分野や知識の穴を作らないことに尽きる。長年学生を指導してきてつくづく感じることは,過去問をしっかりやっておくことの重要性である。国家試験に通るコツは過去問をしっかりやっておくこと,これ以外ないと言っても過言ではない。その証拠に,本書をめくれば,単年度の問題の中にさえ問われている知識に重複が見られることに気付くだろう。国家試験合格に必要な知識と医学書の膨大な知識とがイコールではないことにも気付くはずである。日進月歩の医学界においては,五年に一度しか改訂されない権威的な成書よりも,毎年書き改められる教育書の方が優れていることもありうるのである。そういう意味で,最新の過去問集は最良の教科書たりうる。六年生になったらまずは本書を購入し,収録されている一つ一つの問題を丁寧にやり,周辺知識を整理していくことを全てに優先して勧める所以である。
 本書の執筆者たちはみなその道の専門家であり,問題を表から裏から分析して,かゆい所に手の届く解説がなされている。その中には,これからの医療を担う後輩たちへの熱い想いが込められている。この国家試験の作問者たちもまた同じ想いを抱いているはずだ。不適切問題にさえ,学ぶところは大きい。そういう気概を持って,密度の濃い本書を読破してもらいたい。「医師になるのだ」と強く信じて進めば,どんな「苦労も必ずや乗り越えられる」だろうし,「到達する先は明るい未来」のはずである。全ての受験生よ,ガンバレ!

2018年4月 編者  


『国試112』の構成について
── 激変の第112回医師国家試験。『国試112』も変わりました ──

 医師国家試験は「医師として具有すべき知識及び技能を問う」と医師法で定められていますが,これまでは「知識」のみ問う傾向が強くありました。
 最近の医師教育を取り巻く環境は,前提として「診療参加型臨床実習から臨床研修へ継ぎ目なく実施できることを目指す」ということがいわれています。
 医師国家試験が知識偏重のままだと,6年生まで座学を行うことになって,これは臨床実習と研修の連続性が損なわれる点で問題を指摘されてきました。
 このため,特に第112回から医師国家試験は明らかに,臨床実地問題の重要度を増す方向へシフトしました。
 しかも臨床実地問題については,臨床実習に主体的に取り組んだ結果を評価できるような,列挙された特徴的なキーワードから疾患名を想起させるのではなく,症候から優先順位を考慮しつつ鑑別診断を進めていくという臨床医としての思考過程に沿った問題が,多く出題されるようになっています。

 こうした医師国家試験の変化をとらえて『国試112』は以下の点に重きを置いた構成に変わりました。

1)臨床推論・臨床病態学を念頭に置いた解説
 臨床eye/鑑別診断
 診療参加型臨床実習で学び研修で威力を発揮するのは臨床推論・臨床病態学と呼ばれる領域の知識であり技能といえます。「診療能力」の強化を図るような解説が,さらに充実しています。ぜひ熟読してください。

2)「割れ問」の抽出と解析
 割れ問マーク
 解答率が高い誤答肢に絞って,受験者が陥りやすいピットフォールを明示しました。勘違いや誤解が多い理由をあぶりだし,「転ばぬ先の杖」を提供します。

3)新傾向や特異性の高い問題をフォロー
 本問の狙い
 新傾向問題および特異性の高い問題について,何を問う目的で作られたのか解き明かします。どんな点が斬新に見えたのか,なんとなくわかりにくいのはなぜか,また国試ならではのポイントはどこか。根本的な設問デザインが理解できれば,安心して正答を導き出すことができます。

4)合否に直結する問題を明示
 鍵マーク問題
 全400問について,点双列相関係数を算出し,合否に直結した問題を科学的に抽出して明示しました。これらの問題を制することが合格への必須条件です。導入として解いてみるか,直前期のおさらいで解くのか,使い方は自由です。

 ほかにも国試情報ページの充実や,学習しやすいレイアウトへの変更など,多くのバージョンアップを体感できることでしょう。大きく変わった国家試験を制するために最も大切なのは十分な対策とそれに裏打ちされた自信です。本書を実践すれば,きっと皆様には大きな自信が備わっているものと確信しています。

目次
A問題 医学各論(75問)
 一般各論(15問),臨床各論(60問)
B問題 必修の基本的事項(49問)
 必修一般(24問),必修臨床(15問),必修長文(10問)
C問題 医学総論/長文問題(66問)
 一般総論(24問),臨床総論(26問),長文問題(15問),計算問題(1問)
D問題 医学各論(75問)
 一般各論(15問),臨床各論(60問)
E問題 必修の基本的事項(51問)
 必修一般(26問),必修臨床(15問),必修長文(10問)
F問題 医学総論/長文問題(84問)
 一般総論(44問),臨床総論(24問),長文問題(15問),計算問題(1問)

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