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CBT病理アトラス

CBTコア・カリの病理組織アトラス!! 豊富なカラー画像をそのまま頭にインプット! Case Study付

CBT病理アトラス

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金井信行(自治医科大学病理学人体病理学部門) 著
B5判,184頁,4色刷(一部2色刷)
2007/02/28発行
¥5,060(本体¥4,600+税¥460)
ISBN 978-4-87211-102-6
CBTコア・カリに準じたカラーアトラス!
200点を超える豊富なカラー写真!
わかりやすいモノクロ解説画像!
コア・カリの到達目標ごとのCase Study付!
さらにCheck Testで理解度を再確認!

はじめに
 本書はCBT(computer based testing)と医師国家試験での病理関連の出題範囲に対応でき,特に病理像が判別できるように執筆した。
 CBTの出題範囲は,「医学教育モデル・コア・カリキュラム」(以下コアカリ)に沿った内容とされている。コアカリの病理の範囲は病理学総論の範囲である。これは疾患を語るために必要な用語,疾患の基本概念や病態生理を学ぶものであり,疾患理解には必須である。しかしこの部分のみでは,とても各臓器の病理像が判別できるようにはならない。そこで,臓器別である各論に踏み込んで,病理標本の写真を多く採りいれることにした。どの疾患を採りいれるかについては,CBTと医師国家試験の過去の問題を参考にした。医師国家試験で出題される病理像が問われる疾患にはかなり偏りがあるが,CBTではより広い疾患が出題されると予想され,それらを加えた。
 また実際に学生を教育してわかることであるが,病理学の講義が始まる前に単位が取れているはずの,解剖組織学,生理学の知識を,試験が終ったためか,さっぱり忘れており,病理学の学習のために十分でないことが少なくない。そこで正常像についても加えた。
 病棟実習に入った段階でも,それまでの多くの疾患の各専門医の講義や試験のための過去問の勉強などで,断片的な知識があっても,体系的にどのような疾患があるかについてわかっていない学生が多いことに気づく。これではプライマリケアに対応できる医師にはなれない。
 本書で学ぶことにより,基礎的な解剖組織,生理学などの知識に自信がなくても,短時間で病理分野の知識の習得のみならず,視覚的に幅の広い疾患の基本が体系的に学べ,臨床知識を吸収する大きな飛躍のもとになるものと信じている。
 本書の出版に関しては編集諸氏から,多くの助言を得たことに感謝しており,心からお礼を申し上げたい。

 2007年2月

金井信行

目次
0.カラーアトラス
  カラーアトラス索引

1.遺伝子異常と疾患・発生発達異常
 総 論
  一般目標:遺伝子・染色体異常と発生発達異常や疾患の発生との関連を理解する。
   到達目標:1) 胚(生殖)細胞と体細胞,それぞれにおける遺伝子異常が引き起こす疾患の相違点を説明できる。
   到達目標:2) メンデル遺伝の3つの様式を説明し,代表的な疾患を列挙できる。
   到達目標:3) 多因子遺伝が原因となる疾患を列挙し,その特徴を説明できる。
   到達目標:4) 染色体異常による疾患の中で主なものを挙げ,概説できる。
   到達目標:5) 個体の発達異常における遺伝因子と環境因子の関係を概説できる。
   到達目標:6) ミトコンドリア遺伝子の変異による疾患を例示できる。
 各 論
  1. 心臓の奇形
  2. その他の臓器の奇形・先天異常

2.細胞障害・変性と細胞死
 総 論
  一般目標:細胞障害・変性と細胞死の原因と細胞・組織の形態的変化を理解する。
   到達目標:1) 細胞障害・変性と細胞死の多様性,原因と意義を説明できる。
   到達目標:2) 細胞障害・変性と細胞死の細胞と組織の形態的変化の特徴を説明できる。
   到達目標:3) ネクローシスとアポトーシスの違いを説明できる。

3.代謝障害
 総 論
  一般目標: 糖質,タンパク質,脂質などの代謝異常によって生じる多様な疾患について理解する。
   到達目標:1) 糖質代謝異常の病態を説明できる。
   到達目標:2) タンパク質・アミノ酸代謝異常の病態を説明できる。
   到達目標:3) 脂質代謝異常の病態を説明できる。
   到達目標:4) 核酸・ヌクレオチド代謝異常の病態を説明できる。
   到達目標:5) 無機質代謝異常の病態を説明できる。

4.循環障害
 総 論
  一般目標:循環障害の成因と病態を理解する。
   到達目標:1) 虚血,充血,うっ血と血行静止の違いとそれぞれの原因と病態を説明できる。
   到達目標:2) 出血の原因と止血の機構を説明できる。
   到達目標:3) 血栓症の成因と病態を説明できる。
   到達目標:4) 塞栓の種類と経路や塞栓症の病態を説明できる。
   到達目標:5) 梗塞の種類と病態を説明できる。
 各 論
  1. 心臓の疾患
    (1)心臓の組織像   (2)虚血性心疾患   (3)心不全
    (4)その他の心疾患
  2. 血管疾患
  3. 脳の循環障害
    (1)脳血管障害   (2)脳浮腫   (3)脳の外傷
  4. 肺の循環障害
  5. 消化管の循環障害
  6. 止血の異常

5.炎症と創傷治癒
 総 論1
  一般目標:炎症の概念と感染症との関係,またそれらの治癒過程を理解する。
   到達目標:1) 炎症の定義を説明できる。
   到達目標:2) 炎症の分類,組織形態学的変化と経時的変化を説明できる。
   到達目標:3) 感染症による炎症性変化を説明できる。
   到達目標:4) 創傷治癒の過程を概説できる。
 総 論2
  1. 病理組織で同定可能な感染症
  2. 過敏性反応(アレルギー反応)
  3. 自己免疫疾患
 各 論
  1. 心臓の炎症性疾患
  2. 血管の炎症性疾患
  3. 肺の炎症性疾患
  4. 消化管の炎症性疾患
  5. 肝炎とその周辺疾患
  6. 膵臓の炎症性疾患
  7. 腎炎およびネフローゼ症候群と尿路系の炎症性疾患
  8. 女性生殖器の炎症性疾患
  9. 骨格筋の炎症性疾患
  10. 関節の炎症性疾患
  11. 神経の炎症性疾患
  12. 皮膚の炎症性疾患

6.腫 瘍
 総 論1
  一般目標: 細胞の増殖・分化の機構とそれらの異常を学び,腫瘍の定義,発生機構と病態を理解する。
   到達目標:1) 組織の再生と修復や肥大,増生,化生,異形成と退形成を説明できる。
   到達目標:2) 良性腫瘍と悪性腫瘍の違いを説明できる。
   到達目標:3) 上皮性腫瘍と非上皮性腫瘍の違いを説明できる。
   到達目標:4) 腫瘍細胞の異型性と多型性を説明できる。
   到達目標:5) 局所における腫瘍の増殖,局所浸潤と転移を説明できる。
   到達目標:6) 腫瘍発生に関わる遺伝的要因と外的因子を概説できる。
   到達目標:7) 癌遺伝子と癌抑制遺伝子を概説できる。
 総 論2
  1. 病期分類
  2. 細胞診
  3. 境界病変の扱い
  4. 腫瘍マーカー
 各 論
  1. 各臓器の腫瘍
   (1)口腔の腫瘍   (2)唾液腺の腫瘍   (3)上気道(咽頭,喉頭)の腫瘍
   (4)食道の腫瘍   (5)胃の腫瘍   (6)結腸・直腸の腫瘍
   (7)肝臓,胆嚢の腫瘍   (8)膵臓の腫瘍   (9)肺,縦隔の腫瘍
   (10)腎・泌尿器の腫瘍   (11)子宮の腫瘍   (12)卵巣の腫瘍
   (13)乳腺の腫瘍   (14)皮膚の腫瘍   (15)甲状腺の腫瘍
   (16)骨の腫瘍   (17)神経系の腫瘍
  2. 血液疾患
   (1)骨髄組織標本の見方   (2)貧血をきたす血液疾患   (3)血液・リンパの腫瘍
  3. 内分泌疾患
   (1)下垂体   (2)甲状腺   (3)副甲状腺
   (4)副 腎   (5)多発性内分泌腫瘍

7.その他の疾患
  1. 憩室,ヘルニア,捻転
  2. 脳の変性疾患
  3. 筋疾患
  4. 骨疾患

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