■正誤情報  歯科国試ANSWER2024 Vol.7 小児歯科学

p.285  116C-53 選択肢考察 [2023/10/30追加]
×a,×b,〇c,×d,×e  は歯髄電気診に反応し,打診痛はないがエックス線画像から露髄しており,一部性歯髄炎と考えられるため,生活歯髄切断の適応となる。 は歯髄電気診に反応し,打診痛があり,エックス線画像から露髄しているため,全部性歯髄炎と考えられる。また,エックス線画像から は歯根が1/2以上吸収しているため抜歯の適応となる。
×a,×b 下顎左側臼歯部に夜間痛があり, は打診痛もみられるため,コンポジットレジン修復の適応とはならない。
〇c,×d  は歯髄電気診に反応し,打診痛はないが,エックス線画像から露髄しており,一部性歯髄炎と考えられるため,生活歯髄切断の適応となる。 は歯髄電気診に反応し,打診痛があり,エックス線画像から露髄しているため,全部性歯髄炎と考えられるため,抜髄の適応となる。
×e エックス線画像から には根分岐部病変や根尖病巣はみられず,後継永久歯である に影響を及ぼしてはいないため保存は可能であり,抜歯の適応とはならない。

p.285  116C-53 確定診断 [2023/10/30追加]
:一部性歯髄炎→抜髄
打診痛があり,歯髄電気診に反応があること,夜間痛の原因となっているので全部性歯髄炎→抜
:一部性歯髄炎→生活歯髄切断
:全部性歯髄炎→抜