トピックス・お知らせ

第107回医師国家試験における採点除外等の取扱いとした問題について

2013/03/18

国試情報

■A 48
48 23歳の女性。嘔吐と意識障害のため搬入された。付き添ってきた友人によると数日前から嘔吐が始まり,今朝から「錯乱状態となっている」という。高校生のころ甲状腺の病気で一時通院したが,薬疹が出たため中止したという。閉眼のまま身体をねじらせてうなるだけで呼びかけに反応しない。体温37.4℃。脈拍180/分,整。血圧104/60mmHg。眼球突出とびまん性の甲状腺腫大とを認める。著明な発汗を認める。血液所見:赤血球480万,Hb 14.5g/dl,Ht 46%,白血球9,000,血小板31万。血液生化学所見:尿素窒素34mg/dl,クレアチニン0.8mg/dl,総コレステロール119mg/dl,ALT 187 IU/l,FT4 13.8ng/dl(基準0.8~1.7)。
 治療として適切でないのはどれか。
a 輸 液
b β遮断薬の投与
c ヨード摂取の制限
d メチマゾールの投与
e 副腎皮質ステロイドの投与

採点上の取扱い
採点対象から除外する。

理 由
設問および選択肢が不十分なため,採点対象から除外する。